サンプル画像

聖なる参詣道

「熊野古道」は、紀伊半島の南に位置する熊野三山に詣でるために、約1000年にわたって多くの人が歩いた参詣道です。2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界遺産(文化遺産における「遺跡および文化的景観」)として登録されています。

「熊野古道」は1本の道だけを指すものではなく、熊野本営大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三つの大社へ詣でる路を総称して「熊野古道」と呼びます。

心身の浄化

また、本宮大社の御祭神・家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)は須佐之男命(すさのおのみこと)と、速玉神社の御祭神・熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)は伊邪那岐神(いざなみのかみ)、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)は伊邪那美神(いざなみのかみ)に同一視されて、古来よりこの地は神聖な場所と考えられていました。

平安時代になると、本宮の家都美御子大神が阿弥陀如来であると見なされ、熊野が浄土と考えられるようになりました。これを機に浄土信仰が普及し、熊野詣でが盛んになります。このときに熊野古道が、いまに残る形へと整備されたといいます。

その後、1090年に白河上皇の熊野行幸が行われ、熊野三山への参詣が頻繁に行われるようになりました。白河上皇はその後あわせて9回の熊野行幸を行い、これにより京都の貴族の間に熊野詣が流行することになります。江戸時代に入ると、伊勢詣と並び、熊野詣に多くの庶民ががお参りすることとなり、いまのように全国的な知名度を得るようになりました。

現在でもこの古道は険しく、整備されているとはいえ、歩き続けるのはひと苦労です。しかし、一歩、一歩、大自然の中を進むごとに、体と心がクリアになり、まさに心身が浄化されるような心地よさに包まれます。これも聖地熊野のパワーなのでしょう。

日産オートワンのステージア情報ページ

関連リンク